オンライン英会話では主にネイティブ講師、フィリピン人講師、日本人講師などとレッスンを受講することができます。
外国人から英語を学ぶことは理にかなっているのはわかりますが、日本人講師も人気があるのはなぜでしょうか?
結論から言えば
日本人バイリンガル講師には秘められた様々なメリットがあります。
特に、2つの時期にレッスンを受けることで最も効果が得られると考えられます。
おすすめの時期
- 初めての英語学習
- 伸び悩む時期
バイリンガル講師のメリットを知ることでその価値を認識してみましょう。
ネイティブ講師のデメリット
どんな講師にも長所短所が存在します。
ネイティブスピーカーによる英語教育は非常に有効であることはわかっています。
ですがメリットばかりとは言えず、すべての子供に向いているわけじゃありません。
ネイティブ講師に英語力ゼロの状態からレッスンを受けた場合
- ABCなどのアルファベットの読み方
- フォニックスや単語
こういった項目を英語が通じない段階でイラストや写真を利用して勉強していきます。
初めての英語学習で英語のみでグイグイレッスンをさせられた場合。
英語を使って説明するので、
子供が感じること
- 英語で話しかけ続けられて不安になる
- 理解できない言語にストレスを感じる
- 英語だけでコミュニケーションがとれない
このように感じることで子供は苦手意識や英語が嫌いだと感じてしまうことがあります。
勉強は本人がやる気を持って取り組まないと、意味をなしません。
そのため気持ちを保つことは非常に重要です。
さらには「キライだから辞めてしまう」というのが最も避けたい事態ですね。
英語教育は継続が重要です。
バイリンガル講師とは?
バイリンガル講師とは語源はラテン語で
バイ(2の意味) リンガル(言葉)
2ヵ国語話すことができる講師だ。
- 3ヵ国語:トライリンガル
- 4ヵ国語:クワドリンガル
オンライン英会話スクールのバイリンガル講師は英語と日本語ができるというわけです。
どんな人?
バイリンガル講師は英語力がネイティブレベルとなっています。
その背景としては
- 子供の頃は海外育ち
- 海外留学
- 海外での就職経験
などといった豊富な海外経験を持った人です。
英語がすごくできる日本人だけではなく、日本語がペラペラの外国人の場合もある。
英語の初期段階が
おすすめ
言語学習能力は子供のときが最も大きく、大人になるにつれて低下していきます。
そのため、英語なんかは子供の頃に学習しておくと非常に助かります。
この時期に大切なポイントは2つ
ココがポイント
早いうちに正確に基礎を覚えて理解すること
言語学習は暗記しても意味はないので、発音や発声、文法など覚えるだけでなく、理解して身につける必要があります。
この時期にバイリンガル講師に教えてもらうメリットがあります。
ココがポイント
英語学習への意欲を保つ
子供の英語学習で大切なのは継続するということ。
レッスンが嫌になったり、英語が嫌いになると非常に困難です。
最初にしっかりと楽しいと感じさせる必要があります。
間違って覚えてしまわないように、微妙な意味の違いや程度、ニュアンスなど日本語の方が理解しやすいでしょう。
バイリンガル講師は「英語力ゼロのときに教えてもらう」と最も良い効果が期待できますね。
楽しくレッスン
英会話のレッスンを継続するためには楽しいと感じさせる必要があります。
ネイティブの講師も子供の扱いは得意かもしれませんが、バイリンガル講師なら日本語でお互いしっかりと意思疎通が取れます。
日本語ができることで先生と打ち解け、レッスンに楽しさを感じることができます。
初期の段階は継続することが重要じゃないでしょうか?
日本語での質問&確認
聞きたいことや確認したいことがあるけど、英語だとなんて言ったらいいかわからない・・・だから聞かない。
聞きたいことが聞ける
子供の頃は日本語でもおかしな文法で言いたいことが伝わりにくい場合があります。
コレが英語ならなおさらです。
伝えたいことが伝わる。
英語力がそれほどじゃないときに、伝えたい内容を正確に伝えるのは難しく、頑張った末に若干意味合いが異なることなどありますよね。
子供の場合、後回しにしたり、聞くのをやめてしまったりと遠慮やストレスの原因となる傾向にあります。
バイリンガル講師なら、日本語で伝えたいことや言いたいこと、聞きたかった質問など確実に伝えることができます。
ちゃんと理解しあって進むことができるので、講師もどれくらい理解しているかを把握しやすいです。
質問された内容が分かる。
英語で質問されたときに英語力が低い時には、的外れな答えを返してしまうことがあります。
これは「質問の意味を理解できていない」場合に起こります。
この場合、質問の意味を英語で説明することになります。
講師の目的は「質問に答えて欲しい」ことなので勉強が遠回りになります。
こういったときに日本語によるフォローが一言あるだけですんなりと進んでいきます。
保護者も助かる
バイリンガル講師なら保護者にもメリットがあります。
一人でレッスンを受けても安心
日本語ができる講師なら日本語によるフォローもできるのでレッスンも一人で受けさせても安心です。
もし、レッスン中の通信トラブルやパソコンの不具合が起きたり、英語で説明できないトラブルも日本語なら簡単に講師に伝えることができます。
講師と保護者での意見交換が容易になります
親も英語ができるケースってそんなに多くないですよね。
でも講師に希望や要望を伝えたい!
そんなときでもバイリンガル講師なら安心です。
日本語でちゃんと伝えられるし、日本人特有のニュアンスも問題ありません。
質問に対する先生からの説明も容易に理解できますよね。
意見のずれや食い違いが起こらないなど、バイリンガル講師のメリットを最も受けるのは意外と保護者かもしれませんね。
伸び悩む時期
英語の中級者程度になるとレッスンに日本語は必要なくなってくるので、レッスン中の日本語は必要ありません。
だからバイリンガル講師は必要ないかと言えばそうではありません。
どんな勉強でも言えることですが、伸び悩んだりちょっとした壁にぶつかることがあります。
やる気はあるんだけど結果にならないといったモヤモヤした時期は必ず訪れます。
こんな風に壁にぶつかったときにバイリンガル講師に教わってみるのが効果的です。
文法の理解に役立つ
言語を理解するうえで言葉のルールである文法は最も重要な勉強です。
バイリンガル講師によって日本語のフォローが入ると理解に必要な時間がかなり短縮できます。
日本語も英語も同じような文法のルールがありますが、
どのくらい、どこまで
こんなときはこっちの文法を使うなど、微妙に異なる範囲や対象などを理解するには時間を要します。
他にも英語には日本語にない文法なども存在します。
未来進行形のように、日本にはない文法のニュアンスを僕は理解するのに苦労しました。
ネイティブからこういった部分の説明を受けるとなかなか理解できないことがあります。
しかし、日本語でほんの少し補足をしてもらうだけで、理解にいたる時間は相当短縮できます。
日本語による一言が気づきを生んでくれるのです。
文法は間違って認識して覚えてしまうと遠回りになってしまいます。
時間の限られたレッスンの中で理解する時間が短縮されるのは非常に大きいです。
第2言語を習得した経験
ある程度英語を理解した時期にバイリンガル講師は意味がないとされていますが、考え方を変えてバイリンガル講師だからこそ苦労した部分に強みがあると僕は思います。
第2言語を習得した経験これこそがネイティブにはないバイリンガル講師の魅力です。
「どのように英語を習得したか?」
「どういったところが難しかったか?」
など実体験に基づく指導ができることは大きなメリットです。
講師本人も習得するために壁にぶつかったり、苦労してきたはずです。
伸び悩んでいるときはチョットしたコツやアドバイス、ほんの一言で抜け出すことができたりします。
勉強法を教わるのも良い方法です。
まとめ
言語学習は年齢が低いほど良いので、英語の基礎なんかも子供のうちにしっかりと覚えさせたいところです。
日本語も交えて子供との距離を縮めることで結果、英語を早く習得することができる場合もあります。
また、日本人講師なら日本人特有の「空気を読む力」で子供のやる気や集中力の微妙な変化を感じ取れます。
子供のモチベーションを保ち、英語の基礎を作り上げるのに効果的です。
英語の意味を理解させようと思ったときに、日本語の方が簡単に早く理解させることができる場合もあります。
ネイティブスピーカーにも良さがありますが、バイリンガル講師にもまた違った魅力があります。
上手に使ってメリットを活かしてみましょう。
日本人講師がいるオンライン英会話【おすすめ5選】